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2016/08/22

[ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA]東海大福岡は次期10番候補の2年生MF橋本がミドル弾

[8.19 ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA 松山工高 0-2 東海大福岡高 グローバルアリーナ]



 東海大福岡高は1-0の後半25分、「去年まではまだ試合に出して経験させてもらっていた立場。今年は自分が引っ張っていかないといけない立場なので、もっと引っ張っていかないといけない。ロングシュートも得意なので狙っていました」というMF橋本祐汰(2年)が右足ミドルを突き刺して、勝負を行方を決定づけた。

 中学時代を含めてトップ下やSHといった攻撃的なポジションを務めてきた橋本だが、現在はボランチでバランス感覚の良さやロングパスを発揮している。司令塔のMF高橋健(3年)以上に声を出してチームリーダーとしての自覚も表現。「健さんはプレーで引っ張っていけるけれど、自分はまだ下手くそなので声で引っ張っていけるように頑張っています」と自分自身がやらなければならないことを強調していた。
 
 憧れの存在は昨年10番背負い、キャプテンマークを巻いていたMF江崎響太朗(現日本体育大)だ。「点も取ってアシストもしてチームを引っ張ってもいた」という存在は目標。その江崎と同じく1年時に14番、2年になって8番をつけている橋本は来年、有力な10番候補でもある。今年、先輩が立つことのできなかった選手権出場に貢献して、来年10番を背負う

 総体予選は準々決勝で敗退。「インターハイで悔しかったので選手権で全国に出れるように頑張っていきたい」という2年生MFが冬へ向けて成長を遂げて、チームを勝たせる存在になる。

[写真]後半25分、東海大福岡は橋本が右足ミドルを決める

ゲキサカより(取材・文 吉田太郎)

[MOM1856]東海大福岡FW及川翔五(3年)_決勝でも鮮烈ゴール決めて4戦連発!声も欠かさなかったエースが「X賞」に

[8.19 ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA 松山工高 0-2 東海大福岡高 グローバルアリーナ]

 今大会3試合で7ゴールを挙げていた「東海の10番」は決勝でも鮮烈な先制ゴール。「ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA」はアディダス社製のフットボールスパイクから名付けられた2つの個人賞(大会MVP)が設定されていたが、そのうち「X賞」を優勝した東海大福岡高のエースFW及川翔五(3年)が獲得した。

 前半5分、及川はインターセプトしたMF河野真吾(3年)からパスを受けると、DFの股間を通す技ありのドリブル突破。GKと1対1となった及川は右足で先制点を叩き出した。スタンドやベンチからどよめきの声も起こったファインゴール。その後も相手の背後へ抜ける動きやヘディングシュート、そして後半にMF橋本祐汰(2年)のゴールも演出したFWは「決勝は絶対に点入れて勝つと思っていたので。それでMVPがついてきたのは嬉しいです」と笑顔を見せた。

 中盤と前線の間でボールを受けてドリブルで仕掛けることの多かったこれまでから、ストライカーへの変化。及川自身、この夏休みの成長を感じているという。積極的に相手の背後を狙い続けること。それがチームの前へ、前への勢いも加速させていた。「全然夏休み前よりも点入っているし、きょうは自分のドリブルも出せたので成長していると思う。自分が速く動くことでチームの攻撃も速く出来ている。止めちゃいけない」

 林紘平コーチは「責任感が強い。自分が引っ張らないといけないということで『審判に言うな!』や『こういう時に声出せ!』とかチームに良い声がけをしてくれた」とそのリーダーシップを讃える。プレーでチームを引っ張るだけでなく、今何をやるべきか、その声でチームを良い方向へと導いていた。本人は「去年はそんなに出していなかった」という声。それでも「今年はリーダーシップがないと言われていたので、自分が一番声出して前で引っ張っていきたいと思った」。エースは「相手よりも走って、喋って、戦う」チームに欠かせない存在だった。

 選手権の目標は入学後、まだ経験していない全国舞台に立つこと。全国連覇を狙う東福岡高やライバルたちを倒さなければその切符を掴むことはできない。「絶対にチーム一丸になって自分が点取って一試合一試合勝って行って、最後はヒガシ倒して全国大会にみんなで行きたい」。ここからの2か月の日々を大切に過ごして次はチームを全国へ導く。

ゲキサカより(取材・文 吉田太郎)

2016/08/20

[ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA]「相手よりも走って、喋って、戦う」東海大福 岡 が2連覇!新校名で初めて臨む選手権へ弾み

[8.19 ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA 松山工高 0-2 東海大福岡高 グローバルアリーナ]

 地元・九州勢を中心とした強豪12校が秋の戦いへ向けて力を磨いた「ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA」は19日、決勝戦を行い、東海大福岡高(福岡)が2-0で全国高校総体出場校の松山工高(愛媛)に2-0で勝利。東海大五高から今年4月に校名変更した東海大福岡は昨年に続く優勝で2連覇を達成した。

 声と運動量は60分間の決勝戦で最後まで途切れなかった。MF橋本祐汰(2年)が「相手よりも走って、喋って、戦うというコンセプトがあるので(現在は)それを全員でやれていると思っています」という東海大福岡がコンセプトを貫いて勝利。林紘平コーチは「自分たちからやろうというコンセプトがありました。決勝は『とにかく自分たちでやること、ベンチも戦おう』と送り出しました。内容にもこだわってやってくれた」と語っていたが、ピッチサイドで声をかけ続けていたサブ組の選手含めてそれぞれがやるべきことをやり抜いて、強豪対決を制した。
 
 松山工とは全国高校総体前に対戦してドロー。今大会、松山工は国体予選参加によって注目の大型GK伊藤元太(1年)や全国総体でゴールを決めているFW向井和哉(1年)が不在だったが、それでも東海大福岡は勝ち切って夏に進化してきたことを証明する。立ち上がり、松山工はこぼれ球に反応したFW石井隆之介(2年)の右足シュートがゴールを襲う。だが東海大福岡は5分、MF河野真吾(3年)からのパスを受けたエースFW及川翔五(3年)が相手DFの股間を通すドリブルで抜け出し、GKとの1対1から右足で先制点を奪った。

 及川の今大会8得点目でリードを奪った東海大福岡。対する松山工もすぐさまチャンスを作り返す。8分、こちらも注目のCB志摩奎人(2年)の絶妙なフィードから石井が抜け出し、9分には右CKからFW脇田拓海(3年)が決定的なシュート。だが、この一撃はゴール前の味方選手に当たってしまい、同点に追いつくことができない。

 その後は東海大福岡の司令塔・MF高橋健(3年)が好パスを連発。18分には背後からのパスをコントロールした河野が決定機を迎えたが、これは相手守備陣の好守に阻まれてしまう。それでもGK今村勇介(2年)やCB藤好立樹(3年)、CB澤田有佑(2年)中心に守る東海大福岡はFW石原光一朗(3年)やFW仲谷玲朗(3年)、右MF河野がスペースへの抜け出しを繰り返し、また右SB井上結貴(2年)と左SB今村太一(2年)も絡んだサイド攻撃で松山工にプレッシャーをかけていく。

 松山工も1対1で強さを発揮した志摩やCB水戸悠輔(2年)が最後の局面で跳ね返すと、MF西河翼(3年)やMF大木秀仁(3年)を起点に反撃。地上戦で勝負して相手PAの攻略を図った松山工は後半、セットプレーから決定機もつくり出して東海大福岡ゴールを脅かす。だが、1-0のまま試合を進めた東海大福岡は後半25分、及川からのパスを受けた橋本が右足ミドルを突き刺して2-0。松山工も終盤にカウンターからMF芳之内啓(2年)がPAへ切れ込むなどチャンスをつくったが、1点を奪うことができなかった。

 平清孝総監督が強敵との対戦で劣勢になっても挫けないような自信をつけることを期待していたが、東海大福岡はチームの自信を深める優勝。「相手よりも走って、喋って、戦う」勝つ部分を発揮しての見事な勝利だった。及川は「きょうはみんな一人ひとりが声出して戦っていたので勝てたと思います。結構夏の時から走ってきたので体力のところは自信があった。自分最後の代なので絶対にヒガシ倒して全国に行きたいと思っている。今からの時間を大切にするしかない」。選手権福岡県予選は全国連覇を狙う東福岡高や九州国際大付高、筑陽学園高などが名を連ねる激戦区。チームにとっては4年ぶり、新校名で初となる全国出場へ、東海大福岡が「ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA」優勝を弾みとする。

ゲキサカより(取材・文 吉田太郎)

2016/08/19

[ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA]「前へ、前へ」の東海大福岡が8発大勝、確固た る自信つけて選手権へ

[8.18 ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA 東海大福岡高 8-0 崇徳高 グローバルアリーナ]

 地元・九州勢を中心とした強豪12校が秋の戦いへ向けて力を磨く「ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA」は18日、グループリーグを行った。今年、東海大五高から校名変更した東海大福岡高(福岡)と総体広島県予選4強の崇徳高との一戦は8-0で東海大福岡が大勝した。

 今大会、1、2年生で大会に臨んでいる崇徳を伝統校・東海大福岡が圧倒した。2分、東海大福岡はこの日キャプテンマークを巻いたMF高橋健(3年)の左CKをCB藤好立樹(3年)が合わせて先制。13分には高橋のパスで左オープンスペースを突いたMF石原光一朗(3年)が後方にボールを落とす。これを受けた10番FW及川翔吾(3年)がゴールエリアへ絶妙なラストパスを入れると、飛び込んだMF河野真吾(3年)が1タッチで合わせて2-0とした。

 24分に抜け出したMF橋本祐汰(2年)のゴールで加点した東海大福岡は平清孝総監督が「なかなかいないくらいの力がある。声が出てくれば、もう一つ上でプレーできる」と認める司令塔・MF高橋が持ち味の攻守における予測力の高さや長短のキック精度を発揮。彼を起点とした攻撃でさらに得点差を広げる。26分には高橋がDFのわずか先へ抜けるスルーパスを通して及川が左足でゴール。ベンチから「判断悪いし、前へ行かない。自分たちの良さが一つも出ていない」という声が飛ぶ崇徳は出足が鈍く、対応の遅れを突かれるなど失点を重ねてしまった。左MF藤木康世(2年)のドリブルとクロス、右SB押山智紀(2年)のアーリークロスなどから反撃するが、なかなかシュートシーンをつくることができない。

 東海大福岡は後半も崇徳を圧倒。5分に橋本が直接FKを決めると、8分には右アーリークロスから及川が6点目のゴールを奪う。さらに20分にも石原の折り返しを及川が決めてハットトリック達成。交代出場のFW窪木翔吾(3年)やMF仲谷玲朗(3年)が最後まで貪欲に攻め続けた東海大福岡は終盤にも窪木が加点して8-0とした。崇徳はMF中田丈仁(2年)中心にボールを運び、MF小山太三(2年)の右足ミドルなどで1点を目指したが無得点。2連敗となった。

 大量8ゴールを奪って2連勝とした東海大福岡の平総監督は「前へ、前へ、前へ行って点が取れた。練習通りにできた」と納得の表情。テクニカルな選手が揃う東海大福岡だが、ボールを奪ってから攻撃をスピードダウンさせるのではなく、相手の守りが整う前に背後のスペースやサイドへボールを素早く運んでゴールラッシュに繋げた。「攻撃は前からどんどん追い込んで相手にもボールをもたせず、ショートカウンターを増やしていきたい」という高橋も、この試合については「リーグ戦だから無失点、大量得点を目指して、どんどん前から追い込むことをやっているのでそれができて良かった」と頬を緩めた。

 攻撃陣中心に昨年からの主力を残すチームについて平総監督は実力がついてきていることを感じている。加えたのは「あとは自信」という言葉。選手権出場14回の名門も最近3年間は全国から遠ざかっており、劣勢になった際に崩れてしまう課題がある。だが、選手権予選で激戦区福岡を突破するポテンシャルはあるだけに、チームはここから選手権予選へ向けて確固たるもの、逆境になっても乗り越えられる自信を掴もうと努力している。

 選手権予選では昨年度日本一の東福岡高という壁があるが、及川は「新人戦の時に準決勝でやらせてもらって、延長戦で負けたけれどやれない相手じゃない。(この夏は)石川で全国の強豪とやってきた。もっとチームとしてやっていければ勝てない相手じゃない。今年、最後なんで絶対に福岡1位になって、全国行って全国で自分たちのサッカー見せたい」と力を込める。また高橋が「(入学してから)今までタイトルとか取れてきていないので、一生懸命毎日の練習頑張って優勝して全国に行きたい」と語ったように、今年こそ選手権予選で強敵を倒して、新校名で全国へ。まずは「ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA」を自分たちの自信を増す大会にする。

[写真]東海大福岡の司令塔・高橋は快勝に大きく貢献

ゲキサカより(取材・文 吉田太郎)

[MOM1850]東海大福岡FW及川翔五(3年)_例年以上に点を取る「東海の10番」、 2試 合連続ハット!

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.18 ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA 東海大福岡高 8-0 崇徳高 グローバルアリーナ]


 今年の「東海の10番」は「例年の10番より下手くそと言われているんで」と微笑むが、同時に「自分は上手いというより相手に怖がられること、毎年の10番よりも点取ることを意識している」。東海大福岡高のFW及川翔五(3年)はこの日も抜群の得点力を発揮。2試合連続のハットトリックでチームの大勝に貢献した。

 前半13分にMF河野真吾への絶妙なラストパスでゴールをアシストした及川は26分にMF高橋健のスルーパスで抜け出してGKとの1対1から自身1点目。後半にはスペースへの動き出しとポジショニングの良さで2得点を加えた。「相手のボールを味方が取った時にDFのいないスペースを見つけて、速さを出せたので良かったと思います」。声を出してサイドや相手の背後への狙いをもたせるなどリーダーシップも発揮していた10番については平清孝総監督も「声出していたし、点にも絡んだ」と意識の高さ含めて高評価していた。

 これまではトップ下の位置でボールを受けてドリブルで仕掛けることの多かった及川だが、チームが前への意識を強めていることもあって、現在は相手の背後へ抜ける動きを強調している。武器であるドリブルの回数は減っているというが、「それで点も増えている。選手権までに落ちて受けるとか、抜けるところとか両方を上手くできれば点ももっと増えてくる」。昨年も主力を務めてゴールを連発してきたが、チームは東福岡高の壁に阻まれるなど全国へ行くことができなかった。それだけに「今年はもっと中心として引っ張ってヒガシに勝って全国に行くのが目標」とより絶対的な存在として、チームを勝たせるつもりでいる。

 この日は反省点もあった。「もっと声かけてワンタッチプレーして裏に抜けてとかできていなかった。そこができればもっと点も増えた」。現状に満足することなく、より厳しい試合でも点が取れるように細かい部分から高めていく。例年以上に点を取り、点を取ることにこだわる「東海の10番」。今年、東海大五高から校名変更した東海大福岡を福岡王者へと導き、その名を全国に知らしめる。

ゲキサカより(取材・文 吉田太郎)